軽度認知障害や認知症のニュース
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軽度認知障害から認知症への移行:4年間で48%

軽度認知障害(mci:Mild cognitive impairment)とは、健常者と認知症の人の中間の段階(グレーゾーン)にあたる症状です。また、軽度認知障害は、ベータアミロイドが蓄積される途中の段階であるという見方もあるようです。

トイレや入浴、着替え、食事等、最低限必要な動作はできるので、日常生活にあまり支障がないと言われていますが、ある報告では、軽度認知障害(MCI)と診断された人は、4年間で48%が認知症を発症したそうです。その後1年間に、診断された人の約12%が認知症になり、6年間で80%近くが認知症になったと言う報告もあります。
しかし同時に、認知症を予防するためには、軽度認知障害の段階での適切な対処が有効であることが、最近明らかになってきています。
軽度認知障害(MCI)の家族の対応

本人が自分自身の物忘れにショックを受けていたり、さらに診断によって軽度認知障害の診断が下りたりすると(あるいは検査を受けること自体に)、本人はまるで「やがて認知症になります」と烙印を押されたような気持ちになってしまうかも知れません。ショックを受けて意欲も失い、ふさぎ込んでうつ状態になってしまうこともあるようです。
そんなとき、医師の対応方法や家族の対応によっては、本人をさらに追い込んでしまい、ショックや辛い気持ちを増大させて本当に認知症にしてしまったり、あるいは逆に、うまく対応して改善へと向かうこともあります。

本人にとっては、それほど微妙な段階、あたかも切り立った山の尾根を、ふらふらと落ちそうになりながら歩いている状態なのでしょう。
ですので、軽度認知障害(MCI)のにすべきではない対応、すべき対応など、十分に注意しながら行う必要があるようです。軽度認知障害と診断されたからと言って、必ずしも認知症になるわけではありません。しかし、認知症になってしまえば後戻りはできません。本人にとっても家族にとっても、非常に大きな問題でなのです。
- もの忘れの症状を叱らない
- 本人のプライドを傷つけない
- 「こんなことでは認知症になってしまう」などと言わない
してはいけないことの例として、これらのが挙げられます。
どうしたら認知症に移行することを防げるのか、改善につながっていくのか、当サイトで考えてみませんか。