軽度認知障害(mci)への接し方:すべきこと

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軽度認知障害(mci)への接し方:すべきこと

軽度認知障害が改善し回復した例

軽度認知障害の人は日常生活にはあまり困らないことを、「軽度認知障害(mci)と認知症の違い」で紹介しました。

難しい判断が必要なことは無理でも、まだまだ自分でできることが多いので、それを自信や意欲につないでいくことで認知症の予防をすることも可能であると言えます。

軽度認知障害と診断された人達が集まって、料理小旅行、適度な運動昼寝などの予防活動を行った結果、18人中16人が軽度認知障害から回復したという報告があります。

週に一度の予防活動でしたが、自分達で自主的に活動の計画を立てて実行し、互いに楽しみながら活動を進めたとのことです。例えば、ごはんを炊くという作業についても、自分達の人数であれば何合のお米を炊けばいいか、時間をかけて全員で話し合ったりしたそうです。

自分達で計画して実行したことが成功すれば、大きな自信や連帯感が生まれ、意欲が向上することで次の課題に挑戦しようという前向きな気持ちになれるわけですから、脳の活性化を促すことにもなります。

ちなみに、同じように軽度認知障害と診断されていた人で予防活動に参加しなかった人は、7年後には、その半数ほどが認知症に移行してしまったとのことです。

家庭でも認知症を予防できる

もちろん、上記のような予防活動に参加できる機会がない場合もありますし、たとえ機会があっても参加をためらう軽度認知障害の人もいることでしょう。

では、家庭ではどのように接していけばいいのか考えてみましょう。

予防活動の中で得られる自信や意欲を生み出すためには、本人ができないことを見つけて心配するのではなく、できることを見つけて家庭の中で役割をお願いすることも有効であるようです。家事の一部でもいいですし、もともと得意な手芸や日曜大工のような作業でもいいでしょう。

自信を失うことがないよう、ほぼ確実にできる役割が適当です。

得意なことをやって家族の役に立つことができると、誰でもうれしいものです。役割があることで家族の中で疎外感を抱くことも少なくなりますし、作業をすれば脳も活性化し、軽度認知障害の改善と認知症の予防に役立つはずです。

 

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